東北ミステリーツアー!宮城福島?
東北ミステリーツアー!宮城福島?
アラハバキ神社は国府多賀城にあり、次の目的地塩竈へ向かいます。
腹が減っては戦ができぬ・・ランチをいただきました。
otomo.shiogama さんの日替わりランチ、本日はお豆腐尽くし。
丁寧なお料理でした。
七五三のお祝いに参っていたご家族が多かったです。
塩竈神社の隣に鎮座している「志波彦神社」
志波彦神社は志波彦大神をお祀りしております。あまり馴染みのない御神名ですが、『延喜式』の神名帳に記載されている2861社の中でもわずか225社しかない「名神大社」と言う格別の崇敬を朝廷より受けていた神社です。
元々は東山道より多賀城に至る交通の要所宮城郡岩切村(現仙台市宮城野区岩切)の冠川の辺(現八坂神社境内)に鎮座しておりましたが、中世以降衰微の一途を辿り境内も狭隘だったため、明治4年の国幣中社列格の際に社殿造営の事が検討され、明治7年12月24日この地を離れ鹽竈神社別宮に遷座され、この際の御祭文に後日鹽竈神社境内に社殿を造営する旨が奏上されました。
延喜式名神大社という格が違う神社です。
門の装飾もきれいな塩竈神社
左右宮拝殿
唐門をはいって正面の社殿。左宮に武甕槌神(たけみかづちのかみ)・右宮に経津主神(ふつぬしのかみ)を守る。左右宮は権力者に崇められた武神であった。
別宮拝殿
左右宮の右手に主祭神である鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)を別宮で祀(まつ)る。
別宮は塩の神・安産の神として庶民の信仰を集めてきた。
皇室、美智子妃殿下が浩宮様をご懐妊されたとき安産祈願に参られています。
鹽土老翁神の謎
鹽土老翁神は『古事記』『日本書紀』の海幸彦・山幸彦の説話に、釣り針を失くして困っていた山幸彦に目無籠(隙間のない籠)の船を与えワダツミの宮へ案内した事で有名ですが、一方博識の神としても登場しています。
武甕槌神(茨城県鹿島神宮主祭神)・経津主神(千葉県香取神宮主祭神)は共に高天の原随一の武の神として国譲りに登場し、国土平定の業をなした神です。社伝によれば、東北地方を平定する役目を担った鹿島・香取の神を道案内されたのが鹽土老翁神の神であり、一説には神々は海路を亘り、七ヶ浜町花渕浜(現在の鼻節神社付近)からこの地に上陸されたと言われ、又鹽土老翁神はシャチに乗って海路を渡ってきたと言う伝えもあります。やがて鹿島・香取の神は役目を果たし元の宮へ戻りましたが、鹽土老翁神は塩釜の地に残り、人々に製塩法を教えたとされています。塩釜の地名の起こりともなっております。
新嘗祭関連でしょうか、神楽が行われていました。
塩竈神社の庭園。春は桜が咲き乱れ花見もできる場所。津波の被害には遭わなかった高台にあり、塩竈の海が一望できます。
塩竈神社庭園での三神氏。紅葉に映えますね!
お世話になった仙台愛子(あやし)観光バスと運転手さん
これから松島へ向かいます!仙台人からしてみると塩竈と松島同日に行くのは贅沢なことです。
次回へ続きます!