三神たける虚ろ舟ミステリーツアー?

三神たける虚ろ舟ミステリーツアー?

 

引き続きツアーの内容です、最終回です。

 

ランチの次は「星福寺」へ向かいました!

 

茨城は日本の養蚕の重要な黎明期の土地でした。

虚ろ舟についてここで詳細に語らないといけません。

「遥か昔5世紀頃、天竺{インド}に金色姫という美しい姫がおりました。父の霖夷

りんい王は妃を亡くし新しい妃を迎えました。

以前のお妃にそっくりな美しい金色姫に嫉妬した妃は何度も金色姫を亡き者にしようと計りました。あるとき庭に生き埋めにされた金色姫を哀れんだ王は姫をコントロールする機器のないお椀のような船(虚ろ舟)に姫を入れ少々の食べ物、衣類などを入れ海に流しました。流れ流れて常陸の国の舎利浜へたどり着きます。見たことのない船から金髪のきらびやかな衣装をまとった姫が現れ当時の人々は驚き、恐怖を覚え一度は海へ押し戻そうとしました。姫が極度に弱っていたのを見た老夫婦が引き取り看病したが姫は亡くなってしまいました。その後姫が枕元に立ち、看病のお礼と持参した小箱を開けてみるよう言いました。箱の中には「蚕」がいて繭を作っていたのでした。そこから絹糸を作る技術が考案され茨城は日本の養蚕の礎となったのでした。金色姫は日本に養蚕を伝えた人物となります。」

当時江戸のSF作家のような滝沢馬琴が脚色し「虚ろ舟の蛮女」として奇談珍談の「兎園会」で語ったのです。船に描かれていた謎の文字から宇宙文字、いえ、虚ろ舟の形からUFOではないか?ウンモ星人ではないか?と世界中のUFOマニアから熱い視線が浴びせられるようになります。

 

その金色姫を祀っている「星福寺」へ

 

 

 

 

奥に安置されている蚕霊尊「馬鳴菩薩」の公開用のものでお前立という物。

小箱をもっていますね。

 

 

 

奥に安置している木像、高さが約二メートルくらいあるそうです。

 

 

 

貴重な「版木」も見せていただきました。

 

 

 

熱心にご住職の話に聞き入ります。

 

 

 

神仏習合で近くに蚕霊神社があります。元は同じ境内にあったようです。

 

 

 

 

 

 

 

本殿が奥にありました!

 

 

最後の訪問地「舎利浜」ここに虚ろ舟、養蚕をもたらした金色姫が漂着した?

 

 

虚ろ舟事件を語る三神氏。

 

 

今日は日帰りツアーでしたが中身が濃い一日でした!